内装工事がはじまってしまえば、飲食店オーナーさんがすべきことは、実際のお店づくりから、広報やアルバイトの募集・教育といったオープン後の準備へとシフトしていきます。内装づくりの章でも少し触れましたが、工事中にできる近隣への告知もその一つです。
店舗に貼り紙をする
最も簡単にできる告知手段として、店舗への貼り紙があります。内装工事が始まると、近所の人たちは「何ができるんだろう」と気になり始めると思います。そのため、「◯月◯日 ~~店がグランドオープン!」などの情報を掲示しておくと、開店までのワクワク感を高めることができるでしょう。
貼り紙に掲載する内容は、オープン日、業態、店名、お店がウリにしているポイントなどのその時に決まっている情報だけで充分です。営業時間やオープンセールなどの追加情報を決まり次第更新していくようにすると、さらに期待感を煽ることができます。
街頭でチラシ配りをする
簡単なチラシを作成し、店舗の前や近隣駅前など人の集まる場所でチラシ配りをしてみましょう。作成するチラシのサイズやデザインは、ポスティングや新聞折込みなどにも活用できるようある程度汎用性の高いものにしておくと無駄がありません。
配布の際は、PRも兼ねて大きな声で「◯月◯日 ~~店グランドオープンです」と言いながら、店舗のセールスポイントをアピールするとよいでしょう。もしも決まった制服があるのであれば、それを着用し街頭にたつとより効果的です。
ご近所へのポスティング
お店が人の多く集まる繁華街やオフィス街などにあればチラシ配りもよいですが、住宅街にある場合などはポスティングの方が効果的ということもあります。また駅前などでのチラシ配りと並行して、駅から徒歩5分以降のエリアへはポスティングをするなどエリアを決めて両方おこなえば、より広い範囲でお店の認知度を高めることができます。
まずは上記で作成したチラシを、ターゲットとなるエリアへポスティングをしてみましょう。「自分たちで配る」または「ポスティング業者に依頼する」の2種類の方法がありますが、費用等を考慮し自分のお店に合う方法を選んでください。
新聞への折込みやタウン誌への広告掲載
近隣のお客さまを取り込みたい場合は、新聞折込みや、地域に根付いたタウン誌やフリーペーパーに広告を掲載するなどの方法も有効です。
新聞折込みの場合は、お店がある地域の新聞配達所にまずは相談してみましょう。個人店でも対応してくれる可能性は高いです。折込み可能となれば、あとは納品日までにチラシを納品し料金を支払うのみで、あとは新聞社が対応してくれます。またタウン誌への広告掲載も費用はかかりますが、一般紙などと比べ安価におさえることができるので、地域のお客さまを取り込みたいお店には効果的な手段といえるでしょう。