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アルバイトの募集条件を考える」では、魅力的な応募条件のつくり方をお伝えしました。募集条件を決めたら、次はどの募集媒体に情報掲載するかを選ぶ段階へと進みます。
とはいえ欲しい人材(=ターゲット)はお店によっても異なりますし、どんな人材を求めるかによって選ぶべき媒体も変わってきます。媒体によっては費用がかかるものもありますので、予算と相談しながら決めていくことになります。
ここでは、ターゲットとする人材別に、効果的な求人媒体は何かをみていきたいと思います。
学生や若年層を中心に募集したい
学生街の店舗であれば、近隣大学へ情報掲示をするのがよいでしょう。もちろん学校の最寄駅ではなくても、大学までの通学途中駅であれば勤務地として選ばれる可能性が高いです。電車で数駅先に大学や専門学校があれるのならば、掲示を打診してみましょう。
一般的に若年層は紙媒体よりもWEB媒体を多く利用しています。そのため思い立ったらすぐに仕事を検索できるWEBへの掲載は、最も効果的な募集方法といえるでしょう。もちろん幅広い世代にスマートフォンが普及している昨今なので、若者に限らずネットリテラシーの高い一定層にもアピールできる募集方法です。WEB媒体への掲載は、写真やコンテンツで記事を目立たせるなど工夫ができ、見る人にお店で働く魅力を伝えやすいというメリットがあります。しかしその反面、他の方法に比べ費用がかさむというメリットもあります。
最近は、FacebookやTwitter、InstagramといったSNSを活用した「ソーシャルリクルートサービス」が急速に伸びてきています。この方法のメリットは、圧倒的な拡散力に加え、採用する側とされる側の双方がお互いのことをよく知ることができるという点です。アカウント開設や運用の手間はかかるものの無料ではじめることができるため、大手広告媒体を使うのに比べコストを大幅に抑えることができます。
主婦層を中心に募集したい
年齢層の高めな主婦層であれば、新聞折り込み広告が効果的です。主婦は基本的に近場で働きたいというニーズが高いため、結果的に地域の人材を確保することにもつながります。
年齢を問わず幅広く募集したい
不特定多数の人が利用する駅への掲示であれば、通勤圏内の人の目に幅広く触れることができます。ただターゲットを絞らない分応募も幅広くあることが予想されるため、ある程度応募の段階で人材を絞り込みたい場合にはあまりお勧めできない方法かもしれません。
最近の求人情報誌はフリーペーパー化されたものが多く、駅やコンビニなど人目に付きやすい場所に置いてあるため、アルバイトを探している幅広い層に情報を届けることが可能です。また配布エリアなどを調整することで、ある程度ターゲット層を絞り込むこともできるでしょう。
外国人を中心に募集したい
Gaijinpot jobs Daijob.com (https://jobs.gaijinpot.com/index/index/lang/ja)、Nippon仕事(http://nipponshigoto.com/)、カタコトバイト(※リンク https://kata-koto.com/)などの外国人向け求人サイトへの掲載が効果的です。
その他の募集方法
上記の募集方法以外には、お店の店内や入口、表の看板などへの張り紙も効果的です。この場合、お店を良く知ってくれている方や実際に通ってくれている方からの応募も期待できるでしょう。
最も安定したリスクの少ない募集方法が知人からの紹介です。周囲の飲食関係者などには現在求人募集中であることを積極的に伝えておくと、良い人材を紹介してくれるかもしれません。