飲食店を開業する際、一番のクライマックスともいえる内装工事ですが、飲食店オーナーさんの中には、プランができあがってしまったら、「あとは業者にお任せすれば安心」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際に着工するまでの間にも、オーナーさんがやるべきことはたくさんあります。
ここでは最終的な設計プランができあがってから、実際に内装工事着工となるまでの間に、飲食店オーナーさんが何をすればよいかをみていきたいと思います。
工程表を確認する
「
設計図ができあがったら」(※リンク)でも少し触れましたが、店舗の内装設計プランができあがったら、施工業者は見積もりと合わせて工程表も出してくれます。
竣工日がオープン日前であることを確認するのはもちろんですが、提出された工程表にきちんと目を通し、全体の流れを把握しておきましょう。
また、もしも椅子やテーブルなどご自身で用意する什器や備品があれば、どのタイミングで手配すればよいかもこのときに決めておくとよいでしょう。厨房機器をご自身で中古購入する場合も、同様に業者とのすり合わせが必要です。
近隣や管理会社等からの承認を得る
工事のスケジュールが決まれば「あとは着工するのみ!」と思ってしまいがちですが、ここで忘れてはいけないのが近隣住民や建物の管理会社との調整です。もしも、マンションの一角に店舗がある場合などは、マンションの理事会との調整も必要になるかもしれません。
例えば、設備の関係で建物に穴を開けなくてはいけないなどの場合や、看板の取り付け範囲のことなど、建物の管理会社と調整すべきことは多々あります。後々揉め事にならないように、必ず事前に承認を得てから着工するようにしましょう。
また、当然工事をするとなると騒音や車の出し入れなどで、ご近所の方々にご迷惑をおかけすることになります。そのため事前のご挨拶まわりも必須です。
上記の説明やあいさつまわりは、基本的に施工業者のサービスの中に含まれてはいますが、オープン後によい関係性を保っていくためにも、できるだけ同行し近隣との顔の見える関係を築いておくとよいでしょう。