ご自分が開業したい店舗のイメージは、もうできていますか?
これまで融資面談や不動産契約時など、様々な場面で自店のコンセプトについて説明してきたという方も多いのではないでしょうか。同じように内装づくりにもコンセプトが必要になります。もちろん内装コンセプトは、自分のお店のコンセプトに基づき決めていくことになるので、どんなお店にしたいかというポイントは常に頭の中に入れておきましょう。
その上で今回は、店舗のデザインコンセプトはどのように決めていけばよいかを、考えてみたいと思います。
1.自店のコンセプトに基づいたデザインテーマを決める
どんな客層に、どんなサービスで、どのような料理を提供するかという店舗全体のコンセプトに基づいて、それを実現するためにはどんな内装がふさわしいかという視点で内装のテーマを考えます。
2.写真や実在するお店などを参考に、具体的なイメージを絞り込んでいく
雑誌やWEB上の写真、自分の好きな実在する店舗などを参考に、どんな店舗にしたいかのイメージを絞り込んでいきましょう。いざ、内装工事を依頼する段階になったら、大切なのはイメージの共有です。自分の頭の中に浮かんでいるイメージを内装業者やデザイナーと共有していくには、ただ言葉で伝えるだけでは限界があります。そのため、具体的なイメージがあったほうがスムーズに事が進む場合が多いのです。
3.予算の上限を決める
実際にイメージを実現するためには予算が必要です。内装デザインは、予算によって実現できることとできないことがでてくるため、予算設定はとても重要なのです。ただでさえ高額な費用を要する内装工事なので、できるだけ安く抑えたいと思う気持ちもわかりますが、安く設定すれば、安いなりのデザイン案しかでてきません。そのため、内装業者にはMAXいくらまでだせるという上限を決めて提示するのが得策です。内装デザインの打合せは何回もおこなうことになるため、どこをどう変えればコストを下げることができるかなどの相談は後からでも可能です。できあがったデザインをもとに、優先事項を決めて希望予算とすり合わせていきましょう。