飲食店をオープンしたいと思ったら、かかせないのは内装工事です。そして内装工事には膨大な費用が必要になります。せっかく費用と時間と労力をかけて取り組むことなので、完成した店舗は理想の店舗であってほしいですよね。そのためにも、きちんと計画を立てて慎重に進めていくことが大切なのです。
ここでは、内装工事を依頼する前に知っておくべことや注意点にいついてまとめてみました。
内装業者への依頼は計画的に!
まず肝心の、内装業者へ依頼するタイミングですが、基本的に新規出店で全面改装の場合は、オープンの3か月前までには業者に内装工事の依頼をする必要があります。つまりその前までには、基本コンセプトを考え、伝えられるようにしておかなくてはいけないということです。
できれば物件は取得しておく
また、依頼前に物件取得の契約を済ませておくとよいでしょう。それができない場合でも、最低でも物件オーナーへの申し込みまでは済ませておくとスムーズです。
というのも未取得の物件の場合、ヒアリングを重ねてデザイン案を考えたとしても、最終的に「取得できませんでした」となってしまう可能性も考えられるため、内装業者の立場からすると、どうしても身構えてしまう案件なのです。
「すでに物件は取得済です」と伝えられたほうが、内装業者も安心して、その分良い仕事をしてくれるでしょう。
収支を計算し予算をたてておく
内装業者に依頼する前に、必ず予算は立てておきましょう。「店舗コンセプトを考える」(※リンク)でもお伝えしましたが、MAXいくらまでだせるかという上限を設定しておくのがおすすめです。
ここで予算を低く見積もってしまえば、安いなりのデザインしかでてきませんし、このぐらいという曖昧な提示の仕方をしてしまっても、業者は困ってしまいます。
最初の段階で「ここまでが上限です」と伝えておけば、内装業者は、最大限予算をかけた場合のプランと、予算を絞った場合のプランのバリエーションでプラン提示をしてくれるため、予算より高いプランに目移りすることなく決められるという意味でも、依頼する側としても安心なのです。