物件探しをする中で、直接不動産会社に足を運んで交渉するという方も少なくないでしょう。少し手間はかかりますが、そうすることで、まだネットにでていないとれたての未公開物件をいち早く知ることができるなどメリットも多いです。
その場合、自分のイメージする物件を相手にうまく伝えられるかどうかがとても重要なポイントになります。もしうまく伝わらなければ、その後に紹介される物件のほとんどが希望とは異なるものになってしまい、せっかく足を運んだにも関わらず、よい物件に出会うチャンスをみすみす逃してしまうことになるからです。
そこで、今回は不動産会社の担当者にどのように要望を伝えればよいか、訪問時に注意することはあるか、などをお伝えしたいと思います。
訪問時の注意点
不動産会社へ訪問する際は、事前に電話などでアポを取っておくと効果的です。この時におおまかな希望条件を伝えておけば、訪問時にはすでにいくつかの物件資料を用意してくれている場合が多く、相談がスムーズに進みます。アポなしの場合、万が一営業担当者が出払っていたり、他のお客様の対応中だったりなどで、再度出直さなくてはいけなくなってしまうことがあるため二度手間になってしまいます。
また訪問時間は午前中か午後の早い時間に設定しておくと、良い物件を紹介してもらった際にその足ですぐに物件を見に行けるため効率的です。
不動産会社に伝えるべき内容とポイント
不動産会社には、まず、正直な予算と開業希望時期を伝えましょう。もちろんコストは安いにこしたことはないでしょうが、ここでは最大でいくらだせるかを伝えるのがよいです。例えば賃料が50万までだせる予算があったとして、40万くらいであるとベストだなと思っていたとします。もしも営業担当に予算を40万と伝えていたら、41万で希望に近い物件が出てきたときに、条件ではじかれて紹介してもらえない可能性があるからです。
また、決まった開業時期があればきちんと伝えておきましょう。特に決まっていない場合でも、「良い物件があればすぐにでも開業したい」という強い意志をしっかり伝えておくと、積極的に紹介してくれます。
そのほか、「
希望条件の決め方」で割り出した広さや引き渡しの状態などの各種条件、そしてどうしても譲れない条件などがあれば伝え、それぞれの条件の優先順位も伝えておくとよいでしょう。