プライベートブランドとは一般的に飲食品や衣服などの商業施設で販売している物をメーカーブランドでは無く、店のブランドで企画して実現した商品の事です。メーカーブランドの場合は、メーカーで企画・開発された物ですが、プライベートブランドは、店舗展開をしている企業側で商品を企画しますので、店のイメージや売り込みたい物に焦点を当てて売っていく事が可能です。
商業施設に入っているテナントは、メーカーが立ち上げたブランドショップだけではなく、セレクトショップなどが入っているケースが多いです。そのようなセレクトショップにおいてもプライベートブランドを立ち上げて商品ラインナップを充実させる事は多々あります。このような商品の品質はメーカー品とほぼ同等であり、その理由はメーカーに商品の依頼をしているからです。その為、メーカーブランドと比較しても十分に張り合えるだけの品質がありますので、近年ではプライベートブランドを立ち上げる企業が増えてきています。
店舗物件を探す時に、企業はコストを抑える為に居抜き物件を利用する事が多くなっています。居抜き物件は物件に各種備品や什器が揃っていますので、新たに購入する必要が無いといったメリットがあります。コストを抑えた分、店を開店した後にその営業時に必要な資金などを用意する事ができ、場合によってはプライベートブランドを立ち上げて商品を展開していく事も出来るでしょう。
一方で、不動産会社が居抜き物件をプライベートブランドで売り出すといった事も行われています。不動産の場合は個々の状態によって物件の機能性や雰囲気が大きく異なってきます。その為、ブランド戦略を取る事で、消費者に物件のイメージをしてもらい易くなり、不動産会社は店舗賃貸がし易い環境を構築する事が出来ます。
プライベートブランドは、飲食物や日常雑貨や衣服だけではなく、居抜きタイプの賃貸物件においても立ち上げられる事があり、企業・消費者共に商品のイメージの共有がし易くなるというメリットがあります。