売上は商品などを売って得ることができた代金の総額のことです。お店を経営する場合には物品を販売したりサービスを行うことによってその対価として設定した料金を利用者からもらうことで成り立ちます。売上と単に言った場合には総額を指すため売上が多いことが必ずしも利益に直結するわけではありません。
商品を売るためにはそれらを購入する費用が必要ですし、サービスをするにしても人を雇っている場合にはそれらの人件費が必要です。これらお店を経営する上で必要なお金である経費と売上を差し引きすることで利益を算出することができます。
基本的に利益を増やすためには母数である売上を増やすことが重要になってきますが、これは規模を拡大することを意味しており、それだけ必要な経費も増えることになります。経営そのものが上手くいっている場合には特に問題となるものではありませんが、市場が縮小したり事業が時代に合わなくなると売上の大きさが負担になる場合もあります。
売上げそのものは顧客数と客単価によって左右されてきます。顧客数が多く客単価も高ければそれだけ得られる金額も多くなりますが、現実としては難しく、顧客数が多い場合には客単価を小さくして囲い込みをしたり、または逆に顧客数が少ない場合には客単価を大きくして専門的なことに特化するといった傾向にあります。
ただいずれにしてもアップする方法としては顧客数を増やすことと安定して商品の購入やサービスを受けてくれるようにすることがポイントです。このようなことを行うには販促活動を行うことですが、実際のところ業種によってその効果は変わってきます。スーパーなど小売の場合にはチラシが有効ですが、よりはやく顧客に情報を提供するためにインターネットを使ったリアルタイムでの宣伝広告も効果的です。一方でエステなど頻繁に利用することがない客単価の高いサービスを提供する場合にはクーポンなどの割引といったものが来店回数を増やすポイントになります。