売上高対営業利益率=営業利益÷売上高×100。
売上高営業利益率とは、売上高に対する営業利益の割合のことを指しています。この率は営業利益を売上高で割ることで求めることができるようになっています。営業利益とは売上げの総利益から販売費や一般管理費を差し引いた数字のことです。売上げ総利益は粗利と表記されることもありますが、これは売上高から売上げ原価を引くことで求めることができます。
売上高総利益率は、売上げの総利益を売上高で割ることで導きだされ、この数字は各企業の競争力を示し、この数字が高ければ高い程高付加価値の商品を取り扱っているなということがわるようになっています。売上高営業利益率の場合は、各企業における営業活動がどれくらい重要なポジションに位置しているのかを指し示してくれる指標となってくれます。数値の目安としては5パーセントを上回ると一般的には非常に優良な企業であると判断されることになります。普通の企業では1から3パーセント当たりがよく見られる数値となっています。
飲食店では家賃の10倍の平均売上げが必要とされています。店舗を賃貸する場合、居抜き物件によって初期にかかる費用を安く抑えることは重要な戦略としてよく知られています。初期の投資金額を抑えてより有利な状況を作りだし次に目指す目標設定はどんなところにあるのでしょうか。
一般的に飲食店の利益率は10から15パーセントとされています。営業利益についても同様で10から15パーセントの数字を出せていれば安定した経営を継続していくことができます。そして営業利益を上げるためにも重要になってくるのが月々にかかってくる固定費です。この固定費をいかに下げていくかが経営の状況を改善させていく鍵の一つとなっているのです。すぐに思いつく固定費といえば人件費と月々の家賃です。ここで先に述べた居抜き物件を選択したことによる効果が効いてくることになるのです。月々の固定費をできるだけ圧縮していくことで営業利益が上がり売上高営業利益率も改善していくという好循環が生まれてくることになるのです。