店舗を経営する時には何をどのような値段でどの年齢層に売るかなど、業種や業態を詳しく決める必要性があります。この部分が曖昧になってしまっていると事業計画がたてられないだけではなく、銀行に融資をしてもらいたい場合にも許可が下りにくくなってしまうのできちんとした計画を立てることが重要です。コンセプトシートは店の経営方針の計画に役立つアイテムとなっています。
コンセプトシートには決まった形はありませんが、初めての場合には必要な項目ごとに書き込みができるボックス形式がおすすめです。項目は「基本コンセプト」をはじめ「立地条件・物件概要」、「ターゲット層」「利用動悸」「サービス」「商品内容」「店舗デザイン」「販売促進」「客単価」などが一般的です。
繁盛店の場合にはこれらの項目を全て埋められる傾向があります。コンセプトシートは自分の店舗に足りないものを確認することもできるので、開業時はもちろん店舗経営がうまくいかなくなった時に見直すためのアイテムにもなっています。
店舗運営を考えているならコンセプトシートを作っておくと開店時のトラブルを防ぐことができ、より効率的に店舗を運営することができます。老若男女どんな年齢層の方でも楽しめるお店というコンセプトも良いですが、ファミリー向けやカップル層などコンセプトを予め定めておけば店舗の内装やレイアウトを考える場合や必要なものを減らすことが出来るので無駄を省くことが出来ます。
開業者が複数いる場合には予めコンセプトシートでお互いの経営方針を確認しておくと、意思の疎通が出来ていなかったことで起こる開業後のトラブルを減らすことが出来るのでおすすめです。飲食店は特に生き残りが厳しい業界となっていますのでどんなサービスを行うのか予め定めておき、店を作った後もきちんと守り続けることが繁盛店となる秘訣となります。
お店のウリが明確になっていれば口コミも広まりやすいので、キャッチコピーを作ることから始めると良いでしょう。手書きのメモなどで自分で作るのもよいですが、ネット上でコンセプトシートのテンプレートをダウンロードするとより簡単です。