施工とは工事を行う意味です。設計図に基づいて建築物や工作物を作り上げ、所定の性能・仕様・デザイン等を作り上げます。例えば店舗施工の場合、物件を探してから店舗設計・内装施工を行うという意味で使われます。第三者として設計者が設計図書通りに行われているかを監督し、外注3000万円以上の場合は一級施工管理技士を有する工事監理技術者が現場監督します。また架橋工事を行う場合にも使われる用語です。
これらの工事には図面が欠かせないですが、実際の現場の状況や、建具・設備などの収まり等、建設現場で通用する図面を言います。より詳細に寸法は1:50が用いられ、職人に必要な情報が記されます。取り付けられるサッシ、鉄筋コンクリートや梁の構造、設備配管、電気のスイッチ・コンセント、天井・床、内外装の仕上など様々な建築構成を行うのが施工です。計画的に順番に行わないと時間もお金もかかるので、着工前から完成時まで計画を立てる事が大切です。
居抜き物件は一般的に飲食業や美容院系・喫茶店などの店舗に多いですが、前借主の設備や食器・家具などの什器用品を利用できるので、初期費用や出店費用を大幅削減できます。しかしすべてそのまま使えるわけではなく、基本的に前借主の残置物なので、そのままでは使用不可・破損・汚れている場合がほとんどです。これらのクリーニングや内装施工を得意とする不動産仲介業もあるので、規模の大小に関わらず気軽に相談して下さい。物件の場所や業種、面積・予算などを伺い、要望に合う物件を探して無料で見積りします。
居抜き物件の場合、貸店舗の内装施工は設計デザイン会社や施工会社との打ち合わせがありますが、内装工事のリスクを少しでも減らすためには詳細な図面が必要です。また図面の寸法と搬入する什器の寸法が合うかどうか、ドア等の搬入口、エレベーターや階段などの経路から入るかどうか、給排水が正常かどうかの確認も大切です。