リース期間が期日を迎え、満了することをリースアップといいます。リースは業者が持っているものを貸し出すレンタルとは違って、利用者が必要とするものをリース会社が代理で購入し、リース会社と契約した利用者が契約期間中利用できる契約です。賃貸契約期間中は月々の定額で賃貸契約する会社に料金を支払いながら契約した物品を利用できるために、あらかじめ準備する資金は必要ありません。契約を締結すると満了するまでに契約を解除することは原則できませんし、解除した場合は相当の違約金が発生します。
物品を購入してローンで支払うこととイメージは似ていますが、ローンは完済後自分の所有物にすることができますが、賃貸契約の場合はリースアップとなる満了期間を迎えても自分の所有物にはなりません。満了後はリースしている商品や機器類が使用可能であれば再度賃貸契約を結ぶことで利用を継続することができますし、必要なければリース会社へ機器を返却することもできます。
リースアップ後の機器類の利用は契約者が選択することができます。将来的に必要な設備であり、まだ使用できるものは再リース契約を行うとこれまでの支払い料金よりも低い料金で利用できます。リース期間中は利用している設備や危機に保険が掛けられており、災害や事故などの不可抗力により使用が継続できなくなった場合には新たな機器や設備を導入することが可能になります。無償で入れ替わるのではななく、それまでの契約が完全に終了して新たな契約を結ぶことになりますが、契約を継続できるメリットは重要です。
リース契約は契約開始の際に与信調査が行われるために、その時の会社の状態によっては契約できないこともあります。リース契約はあらかじめ資金を準備することなく、必要な料金さえ支払えばいつまでも利用することができます。再リースの場合は年間契約となるために、一年分を前払いで支払うことになりますが、長く使用できる機器であれば経費を圧縮できる利用方法です。